ひびの修復
外壁にはひびが入っていることがよくあります。ひびは通常クラックと言われています。
そのひびが、塗膜等の表面的なものなのか、それより深いものなのか一目で見抜くのは難しい場合があり、その場だけで明言できないこともしばしばです。
モルタルの浮きならば叩いて音で判別することができますが、ひびは叩いても音が変わらないことが多いですね。
弊社で行うひび(クラック)の修復例を紹介します。
施工前の状態です。横に走った2本のひびがあり、そこから錆のようなものがにじみ出ています。 こういうひびはある程度の深さがあることが予想されます。
まずはディスクグラインダーでひびに沿って溝を掘っていきます。実際に切っている写真は準備中です
上の拡大です。
目を細めないと確認できないような細い線ですが、雨水が侵入するには十分な隙間です。
まずは溝にシール材を充填します。
樹脂、又は樹脂モルタルで平坦にします。
凹凸を付けてまわりの模様に合わせます。
さらに全体に塗り広げて模様をなじませます。
上塗りを塗った状態です。あともう一度塗れば完了です。
これはそうとうにうまくいったケースで、実は失敗することもしばしばあります。足場を外してから遠目でみると仕上がりの 悪いところが顕著に見えてしまうからです。