三装工業株式会社

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外部からの防虫

外部からの防虫

防虫には多数の方法が存在します。市販されている防虫剤やトラップを含めると数えきれないほどです。

また、人が出入りする区域の場合、完全なものは存在しないのも、この工事の特徴です。が、 その数を激減させることができる場合があります。

防虫で大事なことは虫の進入路を見つけることと、工夫してそれを塞ぐことだと思います。そして最も重要なのは 虫の侵入で悩まれているお客様からの意見がヒントになるということです。

ここでは、私たちが対応できる範囲の工事を施工例で見ていきます。

 

某工場からの依頼で、虫の侵入が絶えないという相談を頂きました。窓や非常口はありますが異常な数とのことです。

最上階だったので、屋上や外壁をくまなく見て回り、怪しいところをチェックしてから、天井ボードを外してみて、 これを見つけました。 使用されていない配管が開口となっていて、ここから虫が侵入していることがわかりました。

 

プラスチックの板を加工してアルミテープとシール材で張り付けるという単純な方法で対処しましたが、その後、 虫の侵入は激減したそうです。

ちなみに進入路を推測したのは社長です。うちの社長は位置感覚が人並外れていて、少々複雑な形状をした建物の外部から、迷路のようになった屋内のどの辺りに自分がいるかを知ることができます。

防虫にはこういう感覚も大事ですね。

 

外部からの防虫2

外壁の工事の際に、依頼があれば外壁や屋上を見回って、それらしい進入路を探し当てられることがあります。

例えば、こんな開口部です。

 

古い配管で用途は不明ですが、ガラリを外してみると、間違いなく屋内に繋がっていることがわかります。

 

ただ単に塞ぐのは容易ですが、工場等の場合、吸排気で機能している場合がありますので注意が必要です。

その場合、雨や虫を防ぎ、空気だけが循環できるように考える必要があります。

市販のガラリを取付け開口部には細かい網が張ってあります。角度が悪く網が見えてないのが残念ですが。